「霊力? 神通力の事か? 現世のあらゆる精霊ショウリョウより賜りしこの力が、なぜ失われることがある! 馬鹿も休み休み言わんか!」
「そうなの? それは助かるわぁ。じゃ、少し力を貸してねっ?」
咲邪達を悩ませていたゼロ問題は、実にあっさり解決した。
普通の霊が持つ力と、天狗の神通力とではその種類が違うのだ。ただ、俗世の色に執着するエロ坊主の源真は、たまに降ろしてやらねばならないだろう。
ワンッ! ウウゥゥ
「ゼロ、ここでいいのね?」
「プンプン臭う! この穴、霊穴」
咲邪のベースが鳴らない所を見ると、まだ穴自体は閉じているらしい。やはりここも丑三つ時に開かれるのだろう。
「マキ、どう? 見える?」
「そうなの? それは助かるわぁ。じゃ、少し力を貸してねっ?」
咲邪達を悩ませていたゼロ問題は、実にあっさり解決した。
普通の霊が持つ力と、天狗の神通力とではその種類が違うのだ。ただ、俗世の色に執着するエロ坊主の源真は、たまに降ろしてやらねばならないだろう。
ワンッ! ウウゥゥ
「ゼロ、ここでいいのね?」
「プンプン臭う! この穴、霊穴」
咲邪のベースが鳴らない所を見ると、まだ穴自体は閉じているらしい。やはりここも丑三つ時に開かれるのだろう。
「マキ、どう? 見える?」



