「・・・うん・・・。」

涼太はゆっくりうなずいて、

「俺さ、玲那のこと忘れようって

 思っても忘れれなくて。

 別れてから色んな女と付き合おうって

 見返してやろうって・・・。

 だけど・・・無理だった。

 玲那が好きで・・・、忘れれなかった。」

その言葉に涙があふれた。

「もう一度、玲那と付き合いたい」

その言葉に涙と笑顔がまじった、

嬉しすぎて発狂しそうな感情だった。

「もう、好きになれないとか嘘。

 ごめんね・・・玲那。」

久々の涼太に抱きしめられる感触。

「あたしもごめんねっ・・・」

涙があふれてあふれて。

すると、涼太は「よしっ!!」と

言うとたちあがった。

「華月にしゃべりにいってくる!!」

と一人でいなくなってしまった。