なんで自分のことは

 お願いお願いって・・・!!

 そういうの大嫌いだから・・・!!」

涼太の口から聞いた"大嫌い"。

それはあたしの理性を崩した。

「あたしは涼太が大好きなの!!・・・涼太

 と電話もメールもできないなんて

 いやだ!!わがままだってわかってる!!

 だけど、こんなにわがままも言える

 のも涼太しかいないの!!・・・また、

 最初からでもやりなおしたいよ・・・。」

すると、涼太は「嫌だ」といい、

「玲那、これで最後の話。」

「いやっ・・・」

泣いていても涼太はいつもみたいに

なぐさめてくれなかった。

「前みたいに大好きっていってよ!!

 そうしたら、諦めれるからっ・・・」

「玲那。」

あたしの名前を言うと涼太は電話越し

だけれど・・・辛そうな笑い声が聞こえた。