「玲那を助けたいだけ!!気にすんな!!」

いつもの子供っぽい笑顔であたしの手を

ひっぱり走っていった。

あたしって体力がないのかわからないが

涼太は全く息があがってないけど、

すごい苦しくなってきた。

「涼太っ・・・疲れた・・・」

「あ、ごめん~。」

と、止まったとき。

「れーなーちゃんっ」

寒気のする声。怖い怖い。

顔を見ると秀太だった。

「秀太くん・・・」

「玲那ちゃん、涼太じゃなくて、

 僕のところへ於いで?僕たちは
 
 付き合ってるん・・・」

「だ」を言い終わる前に涼太は秀太の