そして、次の瞬間。


「アハハッマジで?」


という、楽しそうな優輝さんの声が近くで聞こえた。


いつの間にか2人の喧嘩は終わり、砂浜まで戻ってきていたらしい。


「やるじゃん、亜美」


股間を押さえて立ち上がることのできない男を見て、樹先輩はクックと笑う。