その感覚になんだかホッとしたとき、ペガサスの羽を見上げると、そこに何かが引っかかっているのが見えた。


「なんだろ…」


白い羽と羽の間に、四角くて薄汚れた紙が一枚はさかっている。


それは低い位置にあり、立ち上がって手を伸ばせば簡単にとることができた。


「…手紙?」


手に取ってみると、それは古くなって色が変色した手紙だということがわかった。