「なに?」 優輝さんは、赤ペンを持つ手を止めずに答える。 「樹先輩は、頭いいの?」 「あぁ。龍ヶ崎の特別進学クラスだからなぁ」 「じゃぁ、やっぱり大学行くのかな?」 私の頭じゃぁ、進学は大変だろうなぁ。