でも、言ってしまったものはもう遅い。 赤くなってしまった顔を隠すように、私は問題集をにらみつける。 「ほら、亜美ちゃんが気を使ってテンパってる」 優輝さんの言葉に、樹先輩は一度小さく舌打ちをした。 「仕方ないな…」