寝ぼけた顔で顔を上げると、そこには樹先輩が立っていた。


「先輩…どうしてここに?」


「昨日どのくらい勉強が進んだのか見に来た」


と、先輩はリビングに放置しっぱなしの問題集を指差した。


あぁ、そうなんだ。