シャワーを浴びて、寝る準備。



リビングにはシュリだけ。



「ユウは?」

「1年のカワイイカワイイお姫様と電話中~」

「で、お前は拗ねてんのか」

「だってユウリに大事な子ができたら…あたしなんかどうでもよくなるじゃん」

「ユウリはそんなヤツじゃねぇよ。本当はわかってるくせに」

「寂しい…」

「そうやって素直になれよ。ユウリの幸せは喜んでやれ」

「うん…」



落ち込んでるわけね。



ホント、わかりづらい。



「今日一緒に寝る?」

「ガキとは寝ねぇ」

「ガキじゃないもん」

「ガキだよ。チビ」

「脱いだらすごいんだから」

「ははっ!!ぜひ拝んでみてぇな~」

「5万請求するけど?」

「俺のネタパクってんじゃねぇよ。早く寝ろよ~、ガキ」



ムスッとしたシュリ。



バカにした俺が悪かったのは、目が覚めてから気がついた。



いつもより温かい布団で、深く眠ってて。



マネージャーからのモーニングコール。