ノスタルジア






「できた? おかゆ」




「ほい、味見」





しばらくして、ほくほくと湯気が上がる土鍋。




食べたことない私は興味津々に、知景が差し出したスプーンをくわえた。






「……ッ!!」




「あ、お前猫舌か」






瞬時にジッと舌の上に走った衝撃。



思わず後退りして、自分の舌が無事かどうか確かめる。




渋い顔する私に、ごめんごめんと知景が苦笑した。