ノスタルジア







ねぇ、澪。




こんな時でさえも私たちは外に出てはいけないの?





隣で苦しむ貴方を。





私はこの能天気な頭で、ただ黙って見ていなきゃいけないの?








ねぇ、澪……。














「嫌だよ……こんなの…………」














ぎゅっと膝の上で握りしめた拳。






しばらくして、その手の上に一回り大きい手のひらが覆い被さった。












「どうしてキキが泣くんだよ」















少し切なそうに、口角を上げながら。