ノスタルジア






不安げな私の表情を見てか、彼は少し紅い顔で薄く笑みを浮かべた。




こんな時でさえ、私を安心させようと。





細長い指で、私の前髪を撫で付ける。






「ダメだよ、病院行こう。私ついてくから」



「平気、寝てれば治る」



「……嘘。澪すごく辛そう」



「本当に辛いかどうかなんて、俺にしか分からない」








「……だって…………澪」