ノスタルジア






こんな自分、消えてしまえばいいのに。





貴方から大切なものを奪ったのに、自分の罪も知らずに貴方を愛した私を。






誰か……誰か─────。











不意に大きな風が吹く。






風船のようにカーテンが膨らんで。






デスクの上の開いたアルバムの表紙裏から、一枚の紙が落ちる。






ぼやけた視界の向こうで、それはヒラヒラと私の前に降ってきた。