「私が……私が……」 その写真に、力なく手を添える。 ぽたりぽたりと落ちた涙がその上に小さな水溜まりを作って。 ねぇ、澪。 貴方はきっとアヤノに恋をしたかったんだと思うの。 だけど、アヤノはそれを絆だと呼んで。 近いのに、貴方を一番遠いところへと遠ざけた。 そうでもしてないと、きっと彼女は独りに戻れないような気がしたから。