外から射し込んだオレンジ色に囲まれて、微かな本の匂いが鼻をかすめる。 風が私を過ぎ去って、窓から扉へと抜けていった。 何故だろう。 私はここで貴方に"憎い"と言われたのに。 今こうしてここにいることが、心地いい。 ウトウトと、さっき覚めたばかりの眠気がまた私を誘惑する。 霞んだら瞳を擦りながら、私は部屋の奥にあるデスクへと近づいた。