ノスタルジア





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目を覚ましたとき、ベランダの外の空はすっかりオレンジ色に暮れていた。




「…………」





あのあとソファーの上で寝てしまったのだろうか。




キョロキョロと辺りを見回すも、彼の姿はなく私の身体には冷えないように毛布がかけられていた。







「……澪?」







起き上がって彼の名前を呼ぶ。





だけどやっぱり返事はなくて。




どこにいるのか探そうとリビングを出た。