ノスタルジア










「自分の瞳に映るものを信じるよ。キミは居る。そして僕はそんなキミを愛しいと思う」






優しい顔して、ふわりと笑う。





くしゃりと私の横髪に触れて、近づいた彼の綺麗な顔。






「愛しい?」



「キミをこの手で壊したいくらいにね」



「……それは……恐い」



「じゃあ逃げなきゃ」





逃げられるわけない。



それを知っていて彼は、妖艶に微笑むのだ。