ノスタルジア






「キミと出逢って、恋を知って。アヤノとの間にあった繋がりは恋ではなかったと知った。じゃあ、それは何だったんだろうって」




「…………」





「だけどそれはキミに恋をしたから薄れるものでもなければ、きっとこの後も……生涯、ずっと。上書きされることなく僕のココにあるんだと思う」






澪の細長い指が、スッと伸びて私の胸を指す。




そのアヤノとの繋がりは……死ぬまで彼の心のなかで生き続けるのだと。








「……何だったんだろうな、変なの」








なんて、そう言って眉尻を下げて笑った彼の笑顔を見て。





私はあることを思い浮かべた。