お互いに中心を向かい合うようにして、極力裸の彼にくっつかないように体育座りしている私と。 わざと伸ばしてこちら側へ侵入してくる彼の脚。 肩まで張ったお湯がちゃぷんと揺れる。 「脚伸ばしすぎだよ!」 「脚が長いから」 「そ、そうだけど……いじわる!」 「いじわるだよ、俺は」 湯気で潤んだ彼の瞳が、男の人特有の首から鎖骨にかけてのスッとしたラインがひどく色っぽい。 それに加えてそんな優しい顔で笑みを浮かべられたら……何も言えないじゃないか。 ムッとすねながら、尖らせた口元を湯船に沈めた。