そのとき。 「────!!」 よく見えない視界のなか。 勢いよく何かが飛び込んできた。 伸びたままの腕を、確かにその暖かい何かは掴んで。 ぐっと力ない私を抱き寄せる。 ぎゅっと、きつくきつく抱き締めて。 そのままどこかへと向かう。