最後は、私からさようならを。 「─────さようなら、澪」 「……キキ……っ」 最後に呼ばれた彼の言葉に、返事はできないまま。 彼の腕から離れた私は、そのまま海の黒へと身を投げた。 ──────ねぇ" "って素敵ね。