「貴方は……私が嫌いなの?」 ザーッと、防波堤にぶつかる波の音。 ゴーッと、吹きつける潮風の音。 「澪は……私のことが憎いの?」 昨日の夜言われたらあの言葉は。 夢にはならない。 恐い……恐いの。 だけど……聞かなきゃ……。 「……そうだよ」