「驚かないよ。だって、君がいるってことは夢なんだろう」 「"ロマンチック"って言葉知らない? 涙流しながらあたしの名前を叫んで、抱き締めたままグルグル回るべきだと思うわ」 「してやろうか?」 「い、いらない! 冗談だもん」 相変わらずの会話。 心地のいいテンポ。 表面上冷静にしているつもりでも。 その実は、彼女に言いたいこと。聞きたいこと。 たくさんあった。