ノスタルジア






「遊びに行きたいのかな」




「仔猫なのに、暗くなったら外は危ないよ」




「じゃあ、今度は澪の膝の上に行こうか、キキちゃん」




「俺はいいよ、別に」





"ニィー"




そう鳴いて、こちらへ向いた蒼くて透明な瞳。




俺は黙ってその様子を見ていた。






「澪、おいでって言ってみなよ」




「やだよ、来ねぇもん俺んとこ」




「そうやって意地悪な顔してるからだよ」




「……だって」









……だって。