「こういうとこは嫌い?」 しばらく歩いて、彼が立ち止まったのはある小さな雑貨屋さんの前。 目の前のショーウィンドウには、なんだか可愛らしい置物や生活用品なんかが飾られていて。 私は澪の問いかけにううんと首を横に振る。 「こんなん好きでしょ、女の子は」 自動ドアを過ぎるときにそう言って優しく笑った澪の顔に、少し顔が熱くなった。