ノスタルジア






「どこでもいいよ。キキの行きたいところ」




「むー……さっぱり分からない」




「欲しいものはある?」




「欲しいもの……」






ずっとあの家のなかで過ごしていて。




外に出てみたかった。




テレビに映る外の世界を、何度も羨ましく思った。





それはどうしてだったのだろう?