ノスタルジア








鏡に映る自分を見た。





私は、何も言えなかった。











「ドライヤーかけるね」







ブオォと機械の音がして、髪に暖かい風が当てられる。




少しだけ乱暴に髪を撫でられて、パラパラと切り残っていた髪の毛が落ちる。






しばらくしてドライヤーが終わると、お姉さんはもう一度丁寧にくしを通して髪を整えてくれた。







「そしてみっつめ」







笑顔で彼女はそう囁く。