「キキちゃんは素直で、いい意味で子供なのね」 「?」 しばらくすると、お姉さんからそんな言葉が返ってきた。 私は俯いた顔を上げて少しだけ首を傾げる。 「そういう子。好きよ」 「あ、ありがとう……?」 「ふふ、だから特別に教えてあげる。前髪を整えるから、ちょっとだけ目をつぶっててね」 言われた通り、私は静かにまぶたを閉じる。 視界がぼんやりと暗くなった。