「今日はデートですか?」 「えっ?」 「ずいぶん可愛い格好をしていたものだから」 鏡越しに、微笑むお姉さんと目が合った。 「この服は、澪がくれて……」 「プレゼント?」 「うーん……どうなんだろ。私がもらっていいのかな」 「ふふ、おもしろいお嬢さんね。名前聞いてもいい?」 「……キキ、です」 「キキちゃんかぁ。素敵ね」 なんだか弾んでいくお姉さんとの会話に、少しだけ緊張が解ける。