「澪……どうしたの今日は」 「どうしたんだろ」 紅くなる顔を隠して、話を逸らそうとそう言った。 だが、彼はまた曖昧にごまかす。 むっと膨れた私の頬に手を当てて、その綺麗な顔で彼はあることを言った。 私は目をまんまるにする。 「今日は外に出ようか、キキ」