……澪の何を知ってる? 私は何も知らないよ。 だって貴方は教えてくれないじゃない。 「それとも、僕が教えないから君は何も知らない?」 考えていたことを、彼は言い当てる。 「そんなの甘えだ」 くすりと笑って、私の耳元から頬をなぞる。 「聞かないのは、君だろう」 ドクン、と胸が大きな音をたてる。 私は、真っ直ぐに見つめられた彼の視線を逸らせない。