なぜ彼がここにいてこんなところで寝ているのか分からないが、とりあえず一安心。 夢はただの夢。 きっと、あの時胸に突っかかった違和感は……気のせいで。 自分に都合のいいように、そう言い聞かせた。 綺麗……としか言い様のない澪の寝顔を見て、心を落ち着かせる。 「……?」 ふと、何気なくおくった視線の先に首を傾げた。