【短】ハロウィン*マジック

「もうすぐハロウィンじゃんか」



「あ?」



先に席に着いた美春。

私も椅子に座って美春に話し掛ける。

私の席は美春の席の斜め前なので、わりと楽に話が出来るのだ。



「だから、ハロウィンキッスもありかなーって」



「……あぁ、さっきの歌か」



「うん」



「へぇ」



「……興味なさそーだね」



「おー」



文字通り興味なさそうに授業の準備をし始める美春。


全然こっち見てくれないんですけど。


一応会話してるよね?
相手の目を見ようよ!



「……………」



ぶーたれながら、ジト目で美春を見る。


――と、その視線に気付いたのか、美春が顔を上げた。