【短】ハロウィン*マジック

コツン――と、おでこがくっついた。


そうっと目を開ければ、美春の顔がすぐ近くにあって、さっきより至近距離で視線が絡み合う。



「可愛い」



「……う…」



言い聞かせるように、ゆっくりと、しかしはっきりと言う美春。


サイドの髪を耳にかけるようにサラリと手で扱かれ、優しく頭を撫でられた。



「すげー可愛い」



「わ、わかっ…わかったから!」



視線に耐えきれなくて、目を瞑る。


わかった、よくわかりました!

触れ合ってるおでこが、すごく熱い。
いや顔も体も熱いけど!