【短】ハロウィン*マジック

笑顔で頷いて前に歩いていった先生を横目で見送ってから、美春をジト目で見る(何回目だろう)。


絶対、先生いるの気付いてたよね!


私の言いたいことが伝わったのか、美春が笑って形の良い唇を動かした。



“ バーカ ”



ただ口パクでそう言われただけなのに。

しかも馬鹿って言われたのに。



不覚にも――…



ときめいてしまった。



自然に見えるように前を向いて座るが、内心叫びそうだった。


くっ…!顔が割りと整っているだけにダメージ半端ない…!みはるのくせに…!(八つ当たりである)


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