放課後ラプソディ

 ネット上での批判は、後ろからされる、そんなイメージだ。
野いちごだと、掲示板やメッセージでコミュニケーションができる。自分の描いた作品への感想に、ひとつひとつていねいに返事を書く人はけっこう多い。

 感想ではなく、批判もある。その批判された作品が、非公開になったり、削除されていることもある。

 私は返事をしない。なんで? 考えてみると……。苦手だから、かな……。ダメ出しにもセンスがいるのだ。なにか批判したくてケータイ小説を書き始めたわけではないから、というのもある。

「ケータイ小説なんて、しょせん、少女の妄想と願望が集まって、文章になったものなのかね」

 だから、同じようなものばかりで、似たり寄ったりで、いつの間にか熱は冷めてしまったのではないか。

 野いちごのアクセスランキングを見ていると、勝手な言い方だと自分でも思うが、「ここは10代の女の子たちの場所、だからそれ以外は居心地が悪く、いづらいようにできていますよ」と言われたわけでもないのにそんな気がしてしまう。