放課後ラプソディ

「まあ、もしなにかあっても、自分を下にして他人を傷つけなければ、笑いにもできるよな」

 なによ、急に。

「んー、そうなんじゃないの」

 適当に返事をした。

「言いたくないんだったら言わなくてもいいし」

 さっきからなにを言って……。

「ねえ、なに言ってんの?」

「篠崎が、僕と話して、それが原因でなんかおかしなこと言われなきゃいいなって」

「はあ?」

 ヨモギ、なにか言われたの?

「誰がなにを言ったのよ」

 LINE? あれならすぐ広まるし。

「いや、だから、いいって。なんかあったら距離とればいいよなーって思って。先に言っておけばいいか、ってふと考えて」