ついにお母さんとお父さんは離婚した。 お父さんが何も言わず出ていったので、あたしはお母さんに引き取られた。 そこでもお母さんは止むことなく、あたしを軽蔑し続けた。 ー「なんの取り柄も無い奴が!出てけ!」 あたしは我慢した。 こうなったのは自分のせいだから・・・・。 『いつか昔の家族に戻れる。』 戻れないことはわかっていたが、そう信じて毎日を過ごした。