『違っ……ん!?』 『そうそう、実はオレら付き合い始めたわけ。だから、みんなあたたかく見守ってくれよ?』 私が否定しようと開いた口を、千明は、自分の手で塞いだかと思うと、ありえないことを言い出した。 …ちょっ!?千明!何言ってんの!? そう目で訴えてみるものの、シレッとした様子の千明。 『美空!マジで!?ようやく!?』 『いや〜いつくっつくかとは思ってたけどさ〜』 なんて、クラスメートたちは祝福モードに入り出している。