『いやいや、美空!“どうしたの?”はこっちのセリフ!…え?何?あんたらとうとうくっついたの?』 クラスメートの女子の1人が私に向かってそう言い放つ。 は!?何でそんな話に…? 『てか、今2人で見つめあってたし、キスしてなかった…?』 次に言いにくそうに口を開いたクラスメートの男子の言葉に私はすべてを察したような気がした。 どうやら、私が千明の腕を引っ張った時にそう勘違いしたようだ。