その瞬間、 パチリ と、視線が絡み合う。 …やっぱり、顔、赤いじゃん! 私の行動に驚いたように目を見開く千明の顔を除きこみながら私はそう思った。 すると、 『…お前さ、結構大胆なことしてくれんじゃん?しかも教室の入り口とか』 千明が不適な笑みを浮かべ、私の耳元でささやく。 …なんの話?