『でもさー、疲れるのは疲れるんだから、それに毎日朝、一緒に行くのヤダ』 『へー?美空はオレと2人きりがいいんだ?』 千明のそんな問いに私は軽く頷いた。 だって、高城と一緒に登校なんて精神的にストレスがたまるだけだし、まだ、千明と話しとかして登校するほうがいい。 私はそう思いながら、徐に顔を上げると、 『ち、あき?何か顔赤くない?』 そこには、少し頬を赤らめた千明の姿があった。