『あれ?美空ちゃん、なんだか顔色悪いわよ……あ!もともと血色悪いだけか〜、ゴメンね!気にしないで!!』




高城のそんな言葉に私は口をひきつらせた。




イラッとくる…





この女、千明の中学時代の同級生で今は、隣のクラス。そして、自称、元カノ(千明は違うと言っていたので)らしく、なぜかことあるごとに私を敵対視してくるのだ。



『…ふふふ、そーなんだ、私って昔から“美白”だから〜、よく間違われちゃうのよね、いいな〜高城さんは、“黒くて”すごく健康的だし!』




ピクリ




今度は高城が私の言葉に口元をひきつらせる。