美空は、オレに気を使ってくれたのか、それだけ言い残すと何も聞かずに、席へと戻っていく。 そんな美空の優しさにオレは、罪悪感を覚えた。 …オレって、かなりガキだな。 …こんなワガママなオレは、美空に優しくしてもらう権利なんてないのに。 それでも、美空は見捨てずに側にいてくれるんだ。