『…男と女なんて、最終的には、裏切るか裏切られるかだけなんだから!!…っあんたが千明くんのこと本当に友達だって思ってたとしてもね』
『あ、有賀先輩…』
先輩の剣幕に押されそうになりながらも私が口を開こうとすると、
『あ〜!!もうっ、あんた見てるとイライラするの!昔の私見てるみたいでさ、と、とにかくあんまり男を信用するなってこと、男女の友情ほどもろいものはないんだから…』
間髪いれずに、有賀先輩は、言い放った。
けど、
最後のほう、先輩はすごく悲しそうに見えて…思わず、胸が苦しくなる。
それになんだかんだで私の心配をしてくれているようにも感じた。



