―――… 『ねぇ〜、久住ちゃんだよね?私、3年の有賀梨花(りんか)、もちろん私のこと知ってるよね?』 次の日、なぜか私は有賀先輩に呼び出しをくらっていた。 …なんで、私…? そう思いながらもコクリと有賀先輩に向かって頷く。 『ほんとにぃ〜?梨花、嬉しいな!実は、私、久住ちゃんとお話したいことがあってぇ〜、今、暇だよね?』 有賀先輩は、そう言ってニコリと微笑みかけてくる。 なんだか、勝手に暇だと決めつけられてしまったが、断ったら後が怖そうなので仕方なく有賀先輩の後をついていく私。