その瞬間、 バンッ!! トンネル内でものすごい音が響いた。 …な、何事? その音に私だけでなく千明も驚いているらしく、目を見開いている姿が見える。 そして、 『…バカッ!押すなって!!』 『…ちっ、今、いいところだったのに、誰だよ押したやつは!』 『キャッ、ちょっと誰、足踏んだのは!』 そんな声がトンネルの中に響き渡った。 …は?