―――… コツコツ、コツコツ 私と千明の足音がトンネル内に響き渡る。 …あぁ、やってしまった… 千明を追って、勢いで入ってきた私は、今かなり後悔している。 だって、 本当に出そうな雰囲気なんだもん!! 真っ暗なトンネルの中を千明のシャツの裾を引っ張りながら歩く私。