――次の日 学校が休みだったオレは早速、麻耶に聞いたアドバイスを実行に移すため、街をブラブラ散策していた。 しかし、 『どれがいいんだよ…』 …正直どれも同じように見えてなにがいいのか、サッパリだった。 …やっぱ麻耶に着いてきてもらうべきだったか? オレはそう思うと軽いため息をこぼす。 美空が喜びそうなものか、アイツ何が好きなんだっけ? そう考えると、今更ながら美空のことを全然知らないことに気づいた。 …そうだよな、まだ、美空と出会ってから3ヶ月くらいしか経ってないんだよな…。